今回は、お付き合いさせて頂いている青森県十和田市の取り組み事例のご紹介です。
青森県十和田市は、ニンニクの生産量が日本一を誇り、ごぼうやネギ、長芋、魚のひめます、豚のガーリックポークなども有名です。もちろん、十和田湖や奥入瀬(おいらせ)も観光名所です。
素材は確かに良いものが多いのですが、地元の消費量には限界がありますので、首都圏マーケットへの販売促進活動、啓蒙活動が必要になってきます。
そこで、「十和田市」として農林部、十和田産品販売戦略室の方々が首都圏の有名レストランとコラボして、十和田食材をつかったイベントを企画・実施しています。
レストランは、「センチュリーコート丸の内」、東京駅のすぐそばの高級レストランで先日、お伺いしました。
「十和田ディナーコースの案内」
鏡 智行シェフにお話しをお聞きしたところ、いくつかのコースメニューをお客様に選択して頂けるようになっていますが、十和田の新鮮な産品をもとにコーディネートしたコースを選ばれるお客様が多いとお聞きしてうれしく思いました。
今月末には、実際に食材を提供している農家の方々も、このレストランにきて、自分たちの作った農作物が、有名シェフにより、どのような料理になってお客様に提供されているのかを見学、体験するツアーを組まれています。
これは、一種の「見える化」であり、農業従事者は単に、農作物を安全に育てて出荷すればいいというだけではなく、それが、どのように首都圏マーケットで料理され、消費者の口にはいるのか、どういう感動を付加価値としてシェフがつけて、提供されるのか。を自分自身の目と口で感じることで、さらに切磋琢磨して行くことと確信します。
まずは、写真をみてみましょう。
まず最初にアミューズ。
トウモロコシをムース状にした、上品な味わいでした。
次に、「十和田湖産ひめますのマリネ、夏野菜のラタトゥイユと地鶏の半熟玉子」
次に「赤甘鯛のボワレ、川田農園小松菜のリゾットと共に」
次に「奥入瀬ガーリック・ポークのロティメープル
シロップの香りをまとわせて香味野菜とじゃが芋のピュレ」
そして最後に「十和田市農楽郷hibiki農園ブルーベリーのムース」
私も何回も十和田市に出向いているので、今回の料理で使っている食材はよく食べてますが、鏡シェフのアイデアとコーディネートは、さすがプロです。改めて感動しました。
この写真はディナーではなく、ランチタイムでした。
総額 3800円でしたので、自治体の方々の取り組みや十和田の農家の方々の気持ちを考えながら、最高のシェフがアレンジした最高の料理を楽しんでみては、いかがでしょう。
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