埼玉大学講演「企業の在り方と社会貢献」新たな価値を創出する為の視点

国立 埼玉大学の寄付講座「実践ベンチャー論:埼玉を中心とする創業経営に学ぶ」のカリキュラムの中で講和をさせて頂く機会を頂きました。

これは、埼玉大学の経済学部専門科目として全学年を対象として開講され、全15回の授業で、経営者などのゲストスピーカーが実践ベンチャーに関する講和をするものであり、経済学部客員教授 舘 逸志さまの御紹介により私も講和させていただきました。

【講演テーマ】
「企業の在り方と社会貢献」
新たな価値を創出する為の視点

企業は社会の公器でありますが、ステークホルダーとされる方々に利益分配するだけでなく、地域との連携や地域貢献という分野も重要なポイントであります。多くの企業経営者が頭では理解しているものの、そのやり方がわからないということで、手付かずの状態となっている企業も多いのですが、企業もひとつの地域資源、社会を構成する重要な一員であることから、積極的に社会参加すべきであります。

就職や取引先を選定するときの視点は、売上や社員数などの企業規模や事業内容、歴史などをもとに検討することが多いと思いますが、その数値だけでは良い会社か、そうではないかは見抜けません。

良い企業とは、企業としての「在り方」を理解、実践している企業であり、その判断材料として最も有効なのが、地域貢献企業であるかどうかです。

そのような考え方のもと、地域貢献とはどういうことなのか、推進する為には、どのような考え方が必要なのか、また必要とされるスキルは何なのかなどについて、実例をもとにしたお話をさせていただきました。

●私が本部長を務めるNPO法人 元気な日本をつくる会の官民連携による地域活性化活動紹介では、次のようなキーワードを抽出し、キーワードごとに事例を示しながら御紹介させていただきました。

「経営力」「仕掛力」「起動力」「提案力」「巻き込み力」「超戦力」「実践力」

また、経営者・サラリーマン・学生に限らず、全ての人は、自分から価値を創出することができるのです。

そのために必要なスキルとして「イノベーターになるために」としたお話もさせていただきました。

・まわりを巻き込むとは
・活動団体や事業者が市民や協力者を巻き込む難しさ
・モチベーションは多種多様
・ビジョンの明確化
・心理ステータスを理解する。
・学生、企業による地域社会との連携事例
・事業とは何か(社会性・独自性・経済性の順番で考える)
・事業に伴う進捗管理
・SWOT分析。PEST分析

また、イノベーターとして活躍するには、熱い志だけでは無理ですので、社会変化や経済変化を的確に捉えるコツや考え方を御紹介しました。

・人口減少が与える影響
・構造変化に伴う変化(第4次産業革命)
・インバウンド、在留人口動向

企業の「在り方」は公益資本主義の考え方を元にしております。

学生の方々も真剣なまなざしで聞いていただき、また、このような機会を頂きましたこと、感謝申し上げます。

有難うございました。

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