ある地域イベントの中で、住民や参加者へ振舞う「地元産品を使った鍋料理」の製作にチャレンジしています。
コンセプトは、「地元の人々に親しみを持ってもらえる料理、新しい気付き」です。
理想としては、地元の方が地元料理として日常的に料理して、何気なく食卓にならび、自らが食する。という事であります。
一時的に外向けのおいしい料理を作っても、地元の人が日常的に食さないのであれば、地域に馴染んだものとは言えませんし、旅行者も地元の人が食べない料理には、魅力を感じないと思います。それは、単なるブームとして終わってしまいます。
低コスト、かつ、地域で簡単に手に入る農産物を使用した料理である事が条件なのですが、これが、思ったより難しいものです。
地域特産の農作物として、幾つかの食材候補がありますが、単にそれを混ぜ込むだけでなく、普通とは違った料理方法・カット等をする事で、「こんなやり方があったんだ~。」「私も家でやってみよ~。」という感動を導きたいものです。
■ 味付けにしても、味噌味? 塩味? 醤油味?・・・・
■ 入れる食材にしても、他の素材と合う?合わない?・・・
■ 煮ている間に食材から出てくる水分で薄くなる?・・
■ 鍋に入れる順番を間違えると、最初の方の食材が溶けてしまう?・・・
■ 子供の味と大人の味の違いはどっちに合わせる?・・・・
■ 熱いうちは良いけど、冷めたら固まって食べる気なくならない?・・・・
■ その食材は高いよ?・・・・
■ それ、地元食材と違うんじゃない?・・・・
他にもたくさん、いろいろな事を考えなくてはいけません。
無論、プロの料理人に任せて、全てをコーディネートして頂くのが一番早いのですが、まずは自分たちで挑戦してみて、どうしてもわからない所や工夫が必要な場面になった時に、プロの方のアドバイスを頂くという形で進めたいものです。
試行錯誤を繰り返し、試作品を試す度に様々な意見が飛び出し、ぎくしゃくする事も多々あります。
一般的に行われている机上の議論や意見交換では、さほど白熱する事もないのですが、料理に関しての味や食感については、人によって千差万別であるが故に、結構きつい意見もでてくるようです。
しかし、それを乗り越えてこそ、「地域つくりのチーム」ができると考えます。
いつも何気なく料理を頂いていますが、普段あまり料理をしない方は、いざ自分で同じ料理を作ろうとしても、本当に難しく、味噌汁も旨くできないと思います。
チーム作りをするのも難しい事ではありますが、今回、私は自分でも料理をしてみて、本当に難しいと感じ、おいしい料理を提供してくれている人に感謝の気持ちを持つ事ができました。
やはり自分でも、口だけでなく実際にやってみる事で、全ての事に対して真摯になり、感謝と尊敬の気持ちを持たなくてはいけないと改めて思いました。
ちなみに今回のプロジェクトは、成功させなくてはいけませんので、更にメンバーで再考し、月内のイベントにむけて改めて成果発表できるようにがんばります。
ともあれ、普段料理しない方は、試しに何か作ってみるのも、いいものですよ・・・
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