北極圏の海氷が最小化した事を考える

北極圏にある海氷の大きさが1979年の観測以来、最も小さくなり、8月平均では470万㎢になったというニュースがありました。

1979年から2000年までの平均と比べると、1日当たり91.7㎢の氷が解けているとのことでした。
他にも、世界の気温は観測史上4番目の高さとなり、気温上昇による溶解が更に進む可能性があると考えられます。

この現象は地球温暖化に対する脅威のみならず、世界各国が新しい領域の経済活用という観点からも注目しており、特にロシア、欧州、カナダ、米国をはじめとする近隣地域のほかにも中国が動きを速めています。

$地域価値創造コンサルタント 須田憲和

融氷により、船舶などの航路が開ける可能性があり、特に欧州への輸出比率が高い中国の海上輸送ルートが、太平洋を出て大西洋に行く(スエズ運河とパナマ運河を経由)しかない現状を考えると、3分の2となる最短航路になる可能性があり、なんとか確保したいところであります。
(航路としては、北極点付近を通過すれば、近隣国の排他的経済水域(200海里)に侵入することなく通行できますが、北極航路ができても氷が解ける8月と9月しか目先は無理かもしれません。)

また、未確定ではあるものの、各国の調査によると、この地域は資源が豊富で、石油、天然ガス、金、銀、銅、ダイヤモンド、プラチナ、ニッケル、レアメタルなどもあると言われていますので、各国の主権争いは活発化するのは必至です。

ちなみに北極圏の隣接国は、
アイスランド、ノルウェー、スェーデン、フィンランド
ロシア、米国、カナダ、アイスランドになります。

 日本の北方領土近辺も北極圏への新しいルートとなる可能が出てきますので、着船場の整備や物流基地の設置などを皮切りに、領海、領土の問題が注目されてくると考えられます。

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