物から事へ視線をかえる。


 観光客を呼び込む為に、自然や観光名所を紹介する時は、殆どの場合、風景や名所の写真を載せる事に終始しています。それは当然、必須事項でありますが、これは消費者からすると、他の地域を含め多くの写真を見せられているので企画者側が考えているほどの感動は少ないと思います。

そこで、企画する上において気をつけたいことは、「人の心を動かすには、こちらも動きを創造させる。」ということです。付け加えると、自分がその場所に行って、どんな楽しみ方があるのか? どんな感動を得る事ができるのか?というイメージをつけさせる仕掛けが必要です。
ここでは単純な事例を考えてみます。

首都圏から車で3~4時間程度の海岸に近い旅館の話です。

この地域は、海釣りができて船も出ます。当然、釣り客を宿泊させたい。と思うのですが、日帰りで帰ってしまうため、宿泊者はほとんどいません。
 おいしい魚料理を食べさせるのがやっとです。

 でも、なぜ、釣りをした人は日帰りなのかを考えます。

 釣り客は朝が早く、昼過ぎには終わります。長くても15時くらいでしょうか、(夜釣りは別です)そこから首都圏に帰宅しても夜までには帰れます。
このパターンができているのでしょう。

しかし、もし、釣った魚を近くの旅館で料理できて、炭火で自分で焼いて食べたら、どれだけ楽しいでしょう。お酒もおいしくいただけますし、釣り仲間と釣り談義も思う存分楽しめます。お酒を飲んだら宿泊するしかないですよね。

$地域価値創造コンサルタントのブログ

単純な一例ですが、このように、どんな楽しみがあるかのイメージ付けが大事と思います。
旅館側は、宿泊客が自分で魚を捌けるスペースと炭火焼ができるところを作って、自分で釣った魚を自分で料理し、友人と楽しく話しをしている姿を想像させるプロモーションをすれば良いと思います。
宿泊すれば、翌朝も朝からゆっくり海に出られるので、「1泊2釣り」も売りにできます。

簡単に思えますが、これも実際には、それぞれの地域分析と流入者の特徴(どの地域から、どういう手段で、個人なのかグループなのか、季節要因等々)を把握する事から始まります。
乗り合いの船と提携するのもよいと思います。
アイデアはたくさんありますが、まずは調査から始める事が必要です。

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  1. 2017/2/17

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