青森県十和田市と連携し、平成25年度は「6次産業化促進支援事業」として、年間を通した勉強会を実施しております。
啓蒙的な勉強会から始め、アイデアの出し方や商品開発の知識、販路開拓の手法、売れる為のPOPの書き方などを取り上げながら、最終的には総合化事業計画を作るところまでステップバイステップで進める学習方法を実践しています。
(十和田市のホームページでの案内) http://www.city.towada.lg.jp/docs/2013061100082/
今回は、勉強会に参加されてない方の中で、様々な取り組みをされている方にお集まり頂き、農業に係わる取組状況や課題などについて、お話を聞かせていただく場となりました。
いつものセミナーや勉強会の講師ではなく、コーディネーターとして、みなさんからの意見を導き出し、尊重し、話しを広げ、周りの人も発言しやすくなるように取組んでみました。
無農薬栽培や山葡萄栽培、花卉栽培などなど、いろんな事に取り組んでいる方々がおられ、生産者さんたちのお話しを聞きながら意見交換する中で、お互いにポテンシャルを見出だすきっかけとなり嬉しく思っています。
生産だけでなく、何か加工をしてみたいと思っても、加工機械がないという事や、衛生管理ができるシステムにするには費用がかかるので取り組めない等の正直な意見が多くありましたが、素材としては、こだわりの農法で作られており、ストーリー性もあるので、地域ネットワークを使って、個々人の力や、やりたいことを実現していくモデルを作ることが必要と思いました。
小さくても良いので、総合加工施設を作り、開発初期の製品開発やテストくらいはできる箱があると推進に拍車がかかります。また、それらをテストマーケティングする場所についても、道の駅や産直のコーナーを使わせてもらうなどの連携が十分可能であることがわかりました。
地域内には様々な加工会社や食堂、店舗がありますので、ご協力を頂きながら地域ぐるみで取組むというモデル構築にも取組みたいと思いました。
6次産業化プランナー(6次産業化中央サポートセンター )
http://www.6sapo-center.net/index.html
十和田市6次産業化促進支援事業アドバイザー