地域活性化活動において、地域産品や産物をいかにブランド化するかという課題に直面する事が多いなか、この「本場の本物」というコンセプトは、厳格に運営されている素晴らしい取組みと思いましたのでご紹介させていただきます。
各地域では、地域産品を使った特産物の開発や支援に取組んでいますが、他地域でも同様の取組みをしている為、差別化については相当難しくなっています。
下手をすれば自己満足の世界に陥りやすく、結局は価格が合わない、流通コストが合わない、安定生産できない、等々の理由により、売れなくて困っている所が多いのです。
環境においても、自然のおいしい「水」で作っている、昔ながらの「麹」が良い、「土」が良い、「種」が良い、「育て方」が良い、「気候」が良い等々、自慢したい項目は、ほとんど差別化の対象としては難しいともいえます。
消費者の購買意識の変化を捉えながら、国内のみならず海外からも注目される地域産品になる為には、地域の歴史・文化の中で、どのように生まれ育ってきたかというストーリーが重要な要素となり、それが、独自性そのものとなる事例も多くあります。
そして、その文化を継続する為に、どのような取組みを行っているか、特に技術継承や使用機材の調整・修理職人の確保など、考える事は多岐にわたります。
そのような全ての取組みを評価し、日本の発展に寄与する取組みとして「本場の本物」は興味深いと考えています。
「本場の本物」は、【その地域ならではの本物を安心して味わいたい】生活者と、【こだわりをもって伝統の味をつくり続ける】製造者を結ぶ、認定マークです。(ホームページより一部引用)
いろいろ勉強になりますので、是非、ご覧になってみてはいかがでしょう。
http://www.honbamon.jp/
■ 現在、認定一を受けておられる商品一覧
・沖縄黒糖
・鹿児島の壷造り黒酢
・小豆島佃煮
・足柄茶
・草加せんべい
・奥久慈凍みこんにゃく
・大豊の碁石茶
・小豆島桶仕込醤油
・船橋三番瀬海苔
・小豆島オリーブオイル
・伊勢本かぶせ茶
・市房漬
・三河産大豆の八丁味噌
・沖ヶ浜田の黒糖
・枕崎鰹節の本枯れ節
・山形のつけもの
・さつま山川かつおぶしの本枯節
・土佐黒潮天日塩
・堂上蜂屋柿
・市房漬のきりしぐれ
・雲仙こぶ高菜漬
・佐賀関くろめ醤油味付
・鳥取砂丘らっきょう
・松江の炭火あご野焼き
・飛騨・高原山椒
とても素晴らしい取組みです。
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