地方の現地視察へお伺いした時に必ず訪問させていただく「道の駅」。
地域活性化の施策提案やコンサルをする時には、大きなポイントとなります。
道の駅は、全国、約1000ヶ所あるといわれており、元々は、道路利用者や地域の方々の為に作られた情報発信基地であり、地域の連携も目的とされています。
道の駅といえば、その地域の名産や名物、地元で採れた新鮮野菜などに触れられるというのが、旅行者にとっては魅力であり、ついつい寄ってみたくなるものです。
これらの野菜を近隣農家の方が、毎日、集荷して陳列します。品切れになったら追加したり、売れ残りが出たら引き取ったり、農家の方々が直接、消費者の反応を実感できるため、様々な地域貢献型施設となっています。(農家の方が施設に支払う手数料は売上の11%から18%という所が多かったです。)
そこで、道の駅の新しい取組み方について、提案させて頂いている事がありますので、少し触れてみたいと思います。
基本的には、農業・漁業の方が道の駅に出品する事例が多いのですが、農林漁業については、いかに付加価値をつけて商品化するかという大きな課題を抱えています。そのために、6次産業化が進められている訳です。(1次産業×2次産業×3次産業の数字 → 1×2×3=6)
私も各地で6次産業化支援をしておりますが、いい物を作るという事もさることながら、消費者に買ってもらえる商品作り。という点で苦労します。
「作りたいものを作る」から「買っていただける物を作る」への意識改革の中で、販路や消費者ニーズの把握は、とても重要です。
そこで、たくさんの方々が来場する道の駅に、コーナーを設けていただき、6次産業化の取組み商品について、「テスト販売」したり、お客様の声を聞くなどして開発の参考にする事を推奨しています。(地域が6次産業化の推進に取組んでいるというアピールにもなります)
素材としての農作物も、6次産業化した商品も、地域特有の物であることは間違いありません。
他の地域から旅行に来た人たちが、①どういう目線で、②どういう物を期待し、③どういう物を欲するのか。
これらの情報を直接得られる最高の場所と考えます。
まだまだ。道の駅は、たくさんの魅力づくりができそうです。
下記の写真のような場面は、よく見ますが、単に陳列しているだけでは目的が果たせなく残念ですね。
前回のブログ 「道の駅の新しい姿を考える」
http://ameblo.jp/localcreation/entry-11493037018.html
■ おまけ
旅行で訪問したところでは、やはり地元料理を食べたいですよね。。
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