
販促マーケティングの議論において、「物(モノ)から事(コト)へ」という言葉が一般的になって久しい訳ですが、この意味をどう捉えるかによって、消費者へのインパクトが全然違ってくると考えています。
消費者に対しては、「物(モノ)」に対して、少し違う視点で見て頂いたり、こんな使い方の工夫をすれば、「こんな事もできる・・・・」「こんな感動を与えられる・・・・」いわゆる使い方の提案による生活改善や業務効率化を付加価値とした形で商品を紹介する訳ですが、この考え方にも工夫が必要となっていると思います。
実は、「事(コト)」というのは、「物(モノ)」に「心(こころ)」が注がれて初めて「事(コト)」になる訳であり、「物(モノ)」の使い方に関する提案的要素で推し進めるのではなく、どういう「心(ココロ)」が注がれているかをコンセプトの中心において開発や商品づくり、マーケティングをしないと時代の流れについていけないと考えます。
消費者の価値観や視線は年々厳しくなっていると共に、常に変化していますので、今まで通りの考え方では、企業側の考える付加価値が競争力を持てない状況にもなります。
その商品を購入した方に、どういう感動を与え、どういう生活を送ってほしいのか。そして、その先にはどういう満足を与え、どういう幸運が来るのを願っているのか・・・・。コンセプト設定をいつもより少し奥深く考えてみると「心(ココロ)」との関係が自ずとみえてくると思います。
この考え方は、普段の私生活における人間関係においても意識したい事柄ではないかと思います。
●「価値と価値観」についての考え方も、下記リンクからご覧頂ければ幸いです。
http://ameblo.jp/localcreation/entry-11896159827.html
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